神様修行はじめます! 其の二
燃えたら困るでしょ!

怖い事言わないでよ!


「保障はない。だがやるしかない」

「・・・・・うん」


そうだよね。

やるしかないなら、やるしかない。


なら、やってみよう!!


「気を楽にせい。きっと大丈夫じゃ」


「絹糸・・・・・・」


「そもそも、それがカギかどうかも分かったものではない」


「・・・・・・・・・・・・」


「違ったなら、緊張した分、余計にお前が間抜けなだけじゃ」


「絹糸、励ましてくれる気、ある?」


はぁ・・・ホントにこの猫は。


でもまあ一応、気が楽になるにはなった。

ありがとね。



お札を鉄柵に手の平で押し付ける。

そしてあたしは目を閉じた。


呼吸を整える。

吸って、吐いて、吸って・・・。


全部、彼が教えてくれた。


彼の声が、頭の中に甦ってくる。

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