天神学園高等部の奇怪な面々31

オープニングが終わり、本編が始まる。

…薄暗い地下の秘密基地。

二つの邪悪な影が、怪しげに蠢く。

「くっそぉ、どいつもこいつも、みんなして厨二病厨二病って！」

気に入らなげに毒を吐くのは、黒いコスチュームに身を包み、顔に毒々しいメイクを施した悪の化身、弟のリュウターロ・チューニビョーノ。

「スペシャルバカならばわかるですか！この学園の連中は、我々の優れたセンスが理解できないのです！バイオリン男子に作ってもらった鎧も、僕のネーミングセンスも、抜群にカッコいいじゃないですか！」

相槌を打つのは、同じく某デー○ン小暮閣下のようなメイクを施した悪の化身、兄のエンリーノ・チューニビョーノ。

彼らは自分の恥ずかしいセンスを多くの人々に受け入れられないのを逆恨みして、天神学園に復讐を企てる闇からの使者、『厨二病兄弟』なのだ。