チャリパイ・スピンオフ~テロリスト羽毛田尊南~
「バカにしやがって……あんなこじゃれた美容院なんかに行くんじゃなかった……」
というか…髭ぐらい自分で手入れすれば良いと思うのだが……
羽毛田が次に向かったのは、赤と青の捻れた模様がくるくると回る看板の、昔ながらの理髪店だった。
ドアのガラス越しに中を見ると、パンチパーマの店主がニッコリと微笑みを投げかけてきた。
「ここは髭だけでもやってくれるのか?」
さっきみたいのはゴメンだ……羽毛田は、理髪店のドアから顔だけ覗かせて最初に確認をした。
「結構ですよ♪どうぞこちらへ。」
愛想の良い店主は、快く引き受けてくれた。
幸いな事に、ちょうど今の時間は空いていて、羽毛田は順番を待つ事もなく、髭の手入れを始めてもらった。
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