時空連鎖のクロノス


夏休みは、みんなで夏祭りや海にいった。

真は郁奈とつきあいはじめた。

良樹は雪と。

そして俺は、真の妹の瑠衣と。

こんなに幸せな日常が、ある。


でも時々思う。

これは幻覚で、本当の俺は、村長の家で死にかけているんじゃないかって。

これは、死にかけの俺が見ている夢なんしゃないかって。


今にも黒野澄香の声が聞こえてくる気がした。
< 60 / 74 >

この作品をシェア

pagetop