【中編】ﾋﾞｹﾄﾘｼﾘｰｽﾞ【エターナル・フレンズ】 ～出逢いと始まり～

あの佐々木の拒絶オーラと相反するものがあって、二人がぶつかるバチバチという音がしそうなくらいだが、それはそれで見ている俺としては面白い。

それにしても佐々木のプレーはすごかった。優等生で身体が弱いなんて誰が言ったんだ？
佐々木はメチャクチャ足が速くてすばしっこい。

サッカーでもバスケでもボールを持ったら最初から最後まで独走だ。

誰にもパスを回す事無くゴールをアッサリ決めてしまうのは確かにすげぇと思う。

もう少しチームを信頼してくれたらもっといいのにとは思うけどな。

そんなことを思っていた俺の耳にいきなりビックリするような言葉が飛び込んできた。


「佐々木君はさぁ…いつも独りで寂しくないの？
僕と友達になろうよ。」


暁。おめぇそりゃちょっと直球過ぎるだろ？