スイーツな関係
『映画? ドライブ? それとも……』
「そ、それとも?」
『クスッ、想像力が豊かだね?』
「な、何を想像していると思っているんですかっ。何もしていませんって」
『ドライブにしようか。食事、作ってあげるから店へおいで』
「本当にっ!?」
『そんなに嬉しい?』
「当たり前でしょう?」


素直に喜ぶに決まっている。嬉しくて顔が緩んでしまう。


約束の時間まであと2時間。

その間、気持ちが浮き立ち顔は緩みっぱなしで奈緒さんに「良いことがあったんですね」と言われてしまった。


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