スイーツな関係
「麗香の唇、甘いね」
「んっ。遥人の唇も……甘い……」


私もまるでゲームのように遥人の唇を食むように動かす。


「麗香を食べてもいい?」
「食べるって……もうメープルの味、しないよね?」
「……」


一瞬、絶句したような顔を見せてから遥人は妖しい笑みを浮かべて再び唇を重ねた。
身体が蕩けそうなほどの甘いキス。
舌と唇が私の思考を奪う。


シャツのボタンが胸元からゆっくり外されていく。
全てのボタンが外され、はらりとシャツがシーツの上に落ちていく。


太陽の入る部屋で素肌を遥人の目にさらし、恥ずかしさに両腕で胸を隠す。
その腕を撫でられ、全身が粟立つ。


やんわりと隠す腕を外され、露わになった胸が遥人の大きな手のひらで包み込まれ、指で頂を刺激される。


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