スイーツな関係
私も少し落ち着かなければ……。
何が亜希の為になるのか……。


「亜希、辛かったね……」


亜希の涙腺がとうとう決壊し、涙が頬を伝う。


「亜希……」


私はティッシュを箱から何枚も抜き取り、亜希の目と鼻に当てる。


「心の中の整理ができていないの……」
「そんなの当り前よ! でもね、亜希、あなたが離れたからってその女と隼人さんがやり直すと思う? 亜希と別れようが別れまいが、彼が戻らなかったら、結局、本を使って彼を縛ろうとするはずよ」


亜希は小さく頷きながら、涙が止まらない。
少しして亜希が落ち着くと、私はバッグを手にしてイスから立ち上がる。


「じゃあ、とりあえず帰るね。明日は11時に来るから。退院したら家においでね」
「うん。ありがとう」


涙はようやく止まったようで、目を赤くした亜希は微かな笑みで私を送り出した。
ひとりにしたくないけれど、ここは完全看護の病院で泊まれない。


可哀想な亜希……。


病院を出て、タクシーを拾うといつまでも親友を想っていた。

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