スイーツな関係
結局、亜希は隼人さんにかけなかった。


その後に、隼人さんから来たメール。そのメールには亜希の体調を心配する言葉と、両方の実家に亜希はニューヨークで体調を崩してしまい、実家で療養するために日本へ戻って来たと話したので、実家に戻り待っていて欲しいとのメール。そして最後に「信じて待っていてくれ」


亜希が返信したかわからなかったけれど、ふっきれたようで、表情が明るくなっていた。


料理が苦手な私でもハンバーグくらいは焼ける……そう思っていたんだけれど、ハンバーグを焼くのって意外と難しいのが食べる時になってわかった。


「麗香、待って! 中がまだ赤いよ」


出来上がったハンバーグを半分に割った亜希は、ハンバーグを口へ運ぶ私を止める。


「赤い? 焼けてないってこと?」
「うん」
「そんな~ よく焼いたのに!」


焼きすぎて焦げ目も付いちゃってたりする。


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