スイーツな関係
遥人の両親にも挨拶は済ませており、結婚に大賛成してくれていたから突然籍を入れても驚かないだろう。
もちろん私の両親も。


「あとは結婚式だけど」
「今から手配だとお腹が大きくなっちゃうね」


まだ平らなお腹に手をやる。


「実はすでに手配済みなんだ」
「えっ?」
「10月8日、空けておいてって言っただろう?」
「ええ……あ!」
「都内の教会でちょうどキャンセルがあったのをおさえたんだ。悪いけど、ドレスも俺とお母さんで決めさせてもらった」
「お母さんって、母のこと?」
「ああ」


ふたりは企んでいたんだ……。


「もう! あと1ヶ月しかないじゃない!」
「ごめん。すぐに話すつもりだったけど、亜希ちゃんのこともあったから言いそびれた」
「遥人……」
「愛してるよ」


優しく抱きしめられて、唇が重なる。


「遥人、ありがとう」

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