スイーツな関係
「谷本さん、行こうかって今日はどこに連れて行ってくれるんですか?」
「え? 言ってあったよね? 俺の家って」


私は驚きであ然となったまま、ステアリングを握る谷本さんの横顔を見つめた。


「どうしたの? ポカンとして」
「えっ? た、谷本さんのお宅に……?」
「あの時そう言ったよね? 俺のセフレになるんだろう? 家に連れて行くのが普通じゃないかな。ラブホは雰囲気的に嫌だし、シティホテルは高いしね」


車を走らせながら、ちらりと私の方を見て微笑む。
その微笑みだけで、身体がぐにゃりと力を失いそう。


でも、今聞き捨てならないことを言ったよね?
ラブホは雰囲気的に嫌? シティホテルが高いって? ラブホの意見には賛成……だけど、ホテル代をケチるって……。


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