そばにいたい。





「ありがとう」

「あぁ」

私は、龍と瑠衣に挟まれて座って話していた。

龍は話さなかったけど隣にいるだけで、安心感があった。


みんな、たのしそうで、私もとても楽しかった。

なのに…


ドクン


「っ…」

不整脈…

こらえなきゃ。
こんな雰囲気を壊しちゃいけない。

「はぁ、はぁ…すぅ、はぁ…」

必死に深呼吸をする。

なのに

「はぁ、はぁ…」

やっぱりおさまらなくて


「玲菜??」

隣から龍の声がする。


「りゅ…はぁ、はぁ…」


「大丈夫だ。ほら、ゆっくり呼吸しろ、な??」


無理だよ…できない


「はぁ、はぁ、はぁ…っ」

焦って呼吸を整えようとすればするほど、呼吸は乱れていった。
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