可愛い男子と恋愛



「優実、浴衣似合うじゃん」


「そ?ありがと」




玲汰くんの言葉に、何も感じて無さそうに返事をする優実だけど

優実の顔は真っ赤だった




可愛いいなぁ、優実ってば


まぁ、優実が照れてることなんて、玲汰くんにはお見通しなんだろうけど




……いいなぁ



私も、大空に言ってもらいたいよ



せっかく大空の好みに合わせて着たのに…



大空はさっきから私を見ようとしないんだ


完全に嫌われたかな…


ううん、ダメダメ!!


ポジティブに考えなきゃ





それから私達は出店を回った




「何食べたい?」


「えーと…あっ!焼き鳥食べたい!」


「お前女なんだから、りんご飴とか可愛いやつ言えねぇのかよ」


「いーじゃん別に。なに?じゃあ別れる?」


「絶対嫌です。すみませんでした」





前を歩く優実と玲汰くんは、早速ラブラブしてるし…



それに比べて…



私は隣を歩く大空の横顔を見た



まだ、大空と一言も話してないよ…




こんなんで、ホントに告白できるかなぁ…?




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