オレは妹に恋をする
薬が効いてきたのか、

またウトウトし始めた。

そんな時、お風呂から上がってきた

小百美が部屋のドアを開けた。

「私、

恭兄のベッド借りるね?」

ドア越しにそう言った小百美。


オレは・・・



「一緒に寝てよ?」

そう言って、布団を持ち上げた。


「そのベッド、シングルなんだよ?

狭いよ?」

小百美の言葉に、

オレは微笑んで言った。



「小百美が熱を出した時、

いつも一緒に寝てやっただろ?

心細いからって・・・

狭くてもいいから、早く」


オレの言葉に、

ため息交じりに言った小百美。

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