by my side

「君,,,サッカーやってるんでしょ?」

私は初めて江藤くん。
君の声を聞きました。

このとき振り返らなきゃ良かった
なんで無視しなかったんだろう

私はそこから馬鹿だったんだ


でも,,,振り返えらないわけには
いかなかった。
あまりにも君の声が素敵な声だったから

................

私は扉を開けようとしてた
手を離し振り返る。

しばらく見つめてしまった。
君を。あなたを。

昇降口の扉から溢れる光が
彼を照らした。

君は眩しそうに目を細めてた。

私は
「うん。」
とだけ返事をした。

「やっぱり!上手いんでしょ?」

「いや全然です。」
なんでこの人こんな私のこと
しってんだろ。

あ。江藤くんはサッカー部なんだっけ?
まえにあゆみが言ってたのを
思い出す。

私が話を切り出そうとしたとき
「しゅーーんき!はやくー」
と友達に呼ばれて行ってしまった。

私は彼の背中をずっと見てた
私は好きになってしまった。

聞いてて心地よくなる声も
私とそんなに変わらない身長も
細める目も
坊主ではないけど
短くてツンツンしてる髪も
ちょっと広い背中も

彼の全部に恋をした。
私は理解できなかった
彼の魅力に気づいてしまった

そう。
今日は7月7日。

七夕の日,,,
君への恋の始まりの日。
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