気合いの華
男への一歩
「はい、じゃあ後ろ行って続きを…おい、杉山!周りの人起こしてやれ。」

窓際の1番後ろの席で教科書を立てて眠る男を周りが起こした。


「どこどこ?んっと、1192年に起きた…」



俺の名前は杉山 一毅(すぎやま かずき)川中1年のバスケ部員。
毎日の授業はテキトーに受けて、放課後の部活を頑張っている。



「なぁカズキ、放課後コンビニで飲み物買ってから行こうぜ?」

こいつは羽鳥 塁(はとり るい)同じバスケ部で1年で春の大会に出たのはルイだけだ!でもこいつ、よくサボる癖があるんだが…


「別にいいけど、部活遅れない様に早目に行こう?」

「わかってるって!」


俺達は、夏の3年生最後の大会に向けて練習の日々だが、1年が試合に出れる事はまずない。

でも、上手くなりたいって気持ちで部活熱心に頑張っている。
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