気合いの華
「はは…ぶっ殺す!!」

バキッ!!

俺はパイプ椅子を使って、手加減無しに相手を殴りつけた。

「カズキやる~♪」

「まだまだぁ!!」

「ちょっ!コイツらシャレになんねぇよ!?」

バゴンッ!!

パリィーン!!

「ミッキー、窓ガラスはヤバいでしょ!?」

「ぶっ殺せ~!?」

「か、カズキくん?」
「さ、桜木くん?」

中川さんと桜木先輩の連れていた女の子はビックリした顔をしていた。

バキッ!!

「まだまだ折りたんないっすよね!?」

「あぁ、川中ナメてんのかゴラァ!!」

「ひっ…」

ズンッ!

「会場の方は直ちに避難して下さい!みんな体育館の外に…」

バキィンッ!!

ミッキーが長テーブルで相手の腹にめり込ませた。

「ミッキー、そりゃアバラどころか内臓も逝っちまったんじゃね?」

「まだまだぁ!!」


その後川中と山中は失格となり、試合はその日は中止とされ、後日という形で呆気なく片岡先輩の部活生活は幕を閉じた。

因みに、桜木先輩の連れてた女の子も、乱闘を見てドン引きしたらしく、さっさと帰ってしまい、桜木先輩はしばらく体育館をウロウロと探し歩いていた様なので、俺達は大爆笑した。
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