気合いの華
「この前の片岡先輩の試合ん時に、裕美さんとも一緒に試合見てたじゃん?アレ謝ってなかったからさ…」

「うん…でもカズキくん優しいから誘ったんでしょ?」

「まぁ1人で来てて寂しそうだったから誘ったんだけどさ…」

「いんじゃない?そうゆう所カズキくんらしいもん♪」

「そ、そうかな?」

「逆に昨日は誘ってくれたのに行けなくてごめんね?」

いや、謝るの俺じゃなかったっけ?

「いや、俺の方こそごめん…」

「大丈夫♪次大会とかある時誘ってよ?」

「つっても、もう先輩達の試合は全部終わっちゃったよ?」

「ん~、じゃあ何かある時!」

「じゃあ今度…遊園地とか一緒に行かない?」

「あ、いーねぇ♪でも遊園地で喧嘩は辞めてよね?」

「大丈夫、俺は基本的に喧嘩はしないから!」

「あ、それ嘘でしょ♪」

「いや、中川さんといる時はしないって意味!」

「この前居たのにしたじゃん?」

「この前は他の先輩とかが喧嘩始めちゃったからでしょ?」

「ノリノリだった癖に!」

「俺から喧嘩は売らないから大丈夫って事だよ?」

「なら他の誰かが喧嘩売ってたらまた参加するの?」

「いや、今度は…2人で行こう?」

「へ?私と2人で?」

中川さんはビックリした顔をしている。

「…内緒だからね?」

「うん♪」

その後嬉しそうに笑顔になっていた。
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