気合いの華
「ケッ!」

片岡先輩はボールを拾って俺達の方に戻って来た。

最近仲良くなったから忘れてたけど…やっぱ片岡先輩って迫力あるよなぁ。

「悪ぃ悪ぃ!続きやろうぜ?」

こうゆう日常になったんだから、俺もあんな風に愚痴とか言ってる人がいたら徹底した方が良いんだろうな…
例え昔一緒に部活を頑張った仲間だったとしても…

「んじゃ、気ぃ取り直してやろうぜ?」

ルイもこう言ってる事だし…

「俺にはシュート練からやらしてって?」




1時間ぐらいバスケやったら片岡先輩が、
「この後ミッキー以外の2年と遊ぶんだけど、来るか?」

「俺はいいけど?」

「んじゃ俺も行きます♪」

片岡先輩はシュートを打ってから、
「んじゃもうそろ切り上げて桜木ん家行くぞ?」

「んな奴いたっけ?」

ちょっ!2年にいたでしょ?
後の2人は確か…
牧野先輩と田渕先輩だったかな?

「まだ日も浅いし、そのうち覚えればいんじゃない?」

俺達は体育館を後にして、着替えてコンビニに来ていた。

「あ、そいえばカズキ!」

「ん、何?」

「ありがとな♪」

財布から俺に借りてたお金を出して返してくれた。

「あぁ、そうだったね!」

ちょっと忘れてたけど。

「んでさっそく悪ぃんだけどさ…100円貸してくんね?」

「ったく、返してすぐに貸してとか変でしょ?」


俺達は笑いながらコンビニを後にした。
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