気合いの華
「これってどうゆう感じなの?」

「A~Dブロックに別れて、勝ち進めば明後日には決勝だ!!」

「ミッキーもカズキくんも頑張ってね♪」

「つか2人は何ブロックな訳?」

「ん?2人共Aだぞ?」

「へ?じゃあカズキくんとミッキーすぐに戦うの?」

「バーカ!体格見ろよ?階級が違ぇんだよ♪」

「カズキくんは何キロ級?」

「45キロ級っすよ?」

そう、5日前のウェイトの時までに頑張って6キロ減量した訳だ。

「ミッキーは?」

「俺は75キロ級!」

「ま、まぁそれぐらいありそうだもんね?」

いや、実際1ヶ月前までは90近くあったから、ミッキーの減量は滅茶苦茶気合いのいる事やってたから恐ろしいよ…

「でも測ったの5日前なんだろ?」

「そ、そうだけど?」

冴島くんがミッキーを見ながら爆笑した。
「ミッキーの場合ウェイトしてから日が経てば経つ程重量級になるから、ある意味せけーよな?」

まぁみんな日が経つ程元の体重に戻って行くけど、ミッキーの場合は断食したりして体重落としたから、ウェイトが終わったら凄まじい量の飯を食っていた。

「うるせーなぁ!75まで落とすの大変だったんだかんな?」

「おー、悪ぃ悪ぃ♪」

「あ、隼人先輩だ!」

「2人共頑張ってね♪」

隼人先輩の彼女さんが俺とミッキーに応援してくれたけど…笑い堪えるのツラいって!!
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