わたるんといっしょ
「やんわり自首を勧められた!?――ちげえし、やってねえしっ。それでも俺はやってない、なんだよおぉ!」
「冤罪なんですか」
「賽銭なんか盗んでねえよっ。賽銭箱にはビタ一文入ってなかったんだからな!」
「……」
「あんの駄犬ぶらざーず、俺は何も盗っちゃいねえのに、人を泥棒扱いしやがって!今の時期っ、神社で賽銭ばら蒔く奴なんかいねえだろうがぁっ!」
なのに何でお前は、その時期に賽銭を盗もうとしたんだ。
「後から気づいたんだ、文句あっか、ごるああぁ!」
馬鹿な骨だった。
「盗もうとした事実は変わらないんですから、やはりここは自首を」
「するかあぁっ!あいつら、俺への処罰にあの鬼畜を選んだんだぜっ、死刑宣告よりも恐ろしいわああぁっ!」