二つの空
小さな幸せ
その時…

♪~♪~♪~

このメロデ―は、電話だ。

あれ?でも…知らない番号から…

怖いなぁ……。

あれ……?でも…私……

怪力女なんかじゃない。。。

本当は弱くて…泣き虫なんだぁ……。

そう思いながら、電話にでた。

『はい。どちら様ですか?』

私は、震えた声で出た。

『隆士…隆士だ……同じクラスの』

え!!?隆士…?

ヤダ…嫌だよ!!

でなきゃ…よかった…

一瞬そう思った。

『あんさー俺、携帯持ってなくって、
 友達んちの携帯貸してもらってるんだよねー』

いきなり変なことを話し始めた隆士。

『今から、学校にこれねー?』

は???学校!!?

何だよ…

『いいけど…』

一応Okしとこう…

気分転換にもいいし…

『んじゃ、今からきてねー』

軽い口調…。

「走っていこっかな」

ぼそりと呟いた。

走っているうちに笑顔が生まれてくる。

気持ち良い風!!空!!

やっぱり…生きてるっていいなぁ…

振られたときから、理由を言われた時から、

生きる価値を無くしてた。

でも、幸せだ……。

生きてるって幸せだ―…



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