文目剣術部【参】

「別に何でもねぇよ」と薊は剣道場を出て行った

「ったく…これだから困るんだよなお金持ちのお坊っちゃまは」

「ふんっ」と鼻を鳴らして茂森は「じゃあな香賀」と香賀の肩を軽く叩いて帰って行った

「…」

香賀はそんな2人の後ろ姿をただ黙って見ていた





「ぎゃあぁっ!!丁嵐何か飛んだぞ!?」

「カラスだろ?」

「うぎゃあっ!!丁ーちゃん何か聞こえるぜ!?」

「カエルだろ?」

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