意地悪なアイツ【完】
話を終えると、
ちょうど看護婦さんが病室からでてきて
愛美が居る部屋まで案内された。
「ここが相澤さんのお部屋です
今は寝ているだけなので
起きたら帰られて大丈夫ですよ」
『ありがとうございます』
俺は大きく深呼吸をして扉を開けた。
そこにいたのは点滴をして
スヤスヤと寝ている愛美。
そっと顔に触れると
「んっ…」
起きてしまった。
「ここ…ど…こ…?」
大きな目をパチパチさせ周りを見渡して言った。
『ここは病院だよ』
「病院…?」