意地悪なアイツ【完】
~唯 side~
近くにある小さな公園に入り
私はちょこん、とベンチに腰をかけた。
横には少し距離をとって座っている健人。
正確には私が距離を縮めたくなくてわざと離した。
お互いに無言で、張りつめた空気が漂っているようにも思える…
私たちは今から話し合いをする…
その内容は、きっと私が避けている理由。
「ゆい…」
いきなり低い声が聞こえ
ビクッとなる私の肩…
恐る恐るそちらを向くと、
いつになく真剣な目をしている健人と
目があった。
『な…に…?』
私は消えそうな声で聞く