芸能人な私は生徒会員!?


 side特別科


 「へぇ…面白いねあの子」

 由宇達の後ろ姿を見ながら蓮が言った

 「ん~魅力的だね」

 怪しく微笑みながら隣にいる雅が笑った

 「これは拓真に報告しよう」

 そして二人は特別科の奥へ消えた

……―――
…――

 side拓真


 『…』

 イライラする…

 「ねぇ拓真?」

 『…』

 「拓真!」

 『だーっもううるせー!』

 しつこい蓮に怒鳴った

 「返事しないからでしょ!」

 そう言って蓮は頬を膨らませた

 「まーまー。しょうがないよ蓮。拓真は説教されちゃったんだから…しかも女子にっ…ぷっ…」
 
 雅が笑った

 『笑ってんじゃねーよ!』

 「それにしても拓真に怒鳴るとはな…」

 横に静かに本を読んでいた蒼が口を開いた

 「あ!そう言えばさっきその子みたよ」

 『まじかよ!』

 「あのお堅い眼鏡のいじめとめてたよね」

 『…へぇ…面白い…』

 そう言って俺はにやりと笑った

 「お!悪い顔だ」

 「悪い顔だね」

 『俺に説教したこと後悔させてやる』






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