騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
3.今度はわたしが待つ番
12月24日、クリスマスイブ。
クリスマス一色に着飾ったウチのデパートも。
恋人にとって特別な今日、カップルで訪れる人がたくさんいた。
そんな日に、わたしも秀ちゃんも仕事が入っている。
明日も入っているし、せっかくのクリスマスものんびりなんて出来ない。
「麻菜、終わった後、食事してから帰らない?」
休憩時間に秀ちゃんからディナーのお誘いがあった。
それをわたしは笑顔で行くと返事をして、その時を待った。
あの時、溝口先輩と約束したから。
秀ちゃんを必ず説得するって。