【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱
花蓮が弱い人間を演じるのには理由がある。それは、生い立ちとも関わってくる。
「あ、やっと来た」
殴る力が男並みの白石萌。
「逃げたのかと思った」
萌は意地悪く笑った。
逃げるわけないじゃん。
花蓮は心の中で呟く。逃げたって、無駄だと教えたのはアンタなんだから。
萌の後ろには、あくどい暴走族の乱舞組がいる。
だから、仮に萌から逃げれても、乱舞からは逃げられない。
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