【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱



「返されちゃったら、意味ないじゃない」




 亜衣さんが、困ったように。




「お、おつりだけでも返しますね」



「いいのよ。余ったお金は、好きに使って?」






 私は、少し渋り。





「ありがとうございます」




 私はお金を受け取った。




 亜衣さんの、気遣いが嬉しかった。








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