【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱





「ま、いいや。学校までは俺が送ってくからな」




 奏太さんは、卵焼きを口に入れながら言って、



 それから、意地悪く笑った。



 何だろ、ものすごーく、嫌な予感がするんだけどっ!?




「バイクで」





 やっぱり!?予感、的中。



 やだよ〰〰〰。よりによって、バイクなんて。



 だって、バイクだと私、奏太さんにしがみつかなきゃいけないんだよ?




 落ちないように。



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