【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




 花蓮は、ゆっくりと家に帰った。



 今まで世話になった二人に置手紙くらいは残すべきだと思ったからだ。



 が、家に着いたそのとき。




 花蓮は見てしまった。




 特攻服の背に刺繍された血のように鮮やかな赤の薔薇を。





「乱舞…!!」





 もう逃げたことがばれたようだ。




 花蓮は、その場を離れた。



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