【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱



「うん、ありがと。でも、敬語は使わないで。面倒だから」



 花蓮が言うと、陸は困ったような顔をして。



「はい…じゃないや、うん」


「ねえ、さっきの偉そうな男、誰?」


「知らないんですか?ここ竜王組の若頭、奏太(カナタ)さまですよ」


「若白髪…?」


「若頭!!」


 
 陸が大声で。



「すごい人?」


「知らないの?」



 どうやら、常識らしい。



 花蓮は曖昧に頷いた。



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