【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱






 皮膚に、




 奏太さんの爪が食い込む。






「痛いんですけど…!」






 私の言葉に





 奏太さんが、顔を近づけてきた。






「あ、あのっ…!?」




「俺を、




 甘く見てんじゃねぇぞ」






 低い声でそう囁かれた。









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