明日の君へ



今、アタシはすごくピンチ!!



こうなったら秘密の通路を使うしかない。



公園を横切って、1人通るのがやっとの路地をダッシュ。



正門の裏側に出る。



自転車を標識にカギかけて塀をよじ登る。



非常階段を使って。



始業のチャイムが鳴り響く。




「よーし、それでは出席をとる。相川っ」




「はいっ」




「秋月、秋月はおらんのか?」




階段をかけあがり4階へ



げっドアが開かない!!



リリリリリリリリリリリリリリリーーッッッ!!



「火災の非常ベルだ。 みんな慌てるな。 先生が確認してくるから、教室に待機してろ」


< 2 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop