白いジャージ9 ~最終章~






「これから、直のお腹ももっと大きくなるし、不安になることもあると思う。ひとりで抱え込むなよ。俺とお前の子供なんだから、何でも言ってくれよぉ?」





優しく優しく髪を撫でられる。




穏やかな先生の表情がかっこよくて、見とれてしまう。






「どした?」



この顔も大好き。




体育の授業中に、“どした?”って言われちゃうと、もう倒れちゃうくらいに嬉しかったなぁ。






「好き」




自然に口から出た。





「俺も」




「大好き」




「俺も」




「愛してる」




「俺も愛してる」










イチャイチャしながら夜は更けていく。











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