この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜
「火竜....ですか。」
「わ!!」
辞書をぼけーっと見ていた私の後ろから辞書を覗き込んでる隆也くん。
びっびっくりした!!
「隆也くん、どーしたの?」
「先輩がいたんで何を見ているのかなぁって思いまして。」
にっこり微笑む隆也くんから紳士的な優しさを感じる。
「ところで先輩は確か筆記C級でしたよね?」
「.....何?嫌味?」
「いえ、そうではなくて....。」
隆也くんは困ったように笑う。
.....何が言いたいのさ。
私が少し不機嫌そうに睨んでいると....
「そんな顔しないでください。火竜について少し面白い話をしますから。」
「面白い話?」
「はい。」
隆也くんはにっこりと微笑むと「隣いいですか?」と言って私の横に座る。