この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜



「火竜....ですか。」


「わ!!」


辞書をぼけーっと見ていた私の後ろから辞書を覗き込んでる隆也くん。


びっびっくりした!!


「隆也くん、どーしたの?」


「先輩がいたんで何を見ているのかなぁって思いまして。」


にっこり微笑む隆也くんから紳士的な優しさを感じる。


「ところで先輩は確か筆記C級でしたよね?」


「.....何?嫌味?」


「いえ、そうではなくて....。」


隆也くんは困ったように笑う。


.....何が言いたいのさ。


私が少し不機嫌そうに睨んでいると....


「そんな顔しないでください。火竜について少し面白い話をしますから。」


「面白い話?」


「はい。」


隆也くんはにっこりと微笑むと「隣いいですか?」と言って私の横に座る。








< 107 / 199 >

この作品をシェア

pagetop