この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜
ああ、これで最後だ。
「華恋をよろしくね。」
私の体から力が抜けていく。
それと同時に完成される封印。
愛しい愛しい健太との子ども。
これからこの子は辛い想いをすることになる。
私が火竜を封印してしまったから。
ごめんね。
私は最後の力を振り絞って華恋の柔らかい頬に触れる。
「華!!」
「け、んた。」
力の入らない私の体を優しく抱き締める健太。