夫婦の始まりは一夜の過ちから。
「……」
「……」
「……」
「マネージャーさん?」
もしかして一緒に食べませんか?なんて迷惑だったかな…
「変な子」
「えっ?」
「適当に頼んでおいて。私もあなたと同じのでいいから。ちょっと外で電話してくるわ」
鞄を椅子に置いて携帯だけ持ち外に出ていくマネージャーさんの後ろ姿は、高校の時になりたいと思っていたキャリアウーマンそのもので、マネージャーさんの後ろ姿に見惚れてしまっていると――
「あのお客様?注文の方はお決まりでしょうか」
「あ、すみません。この日替わりランチを2つお願いします」
慌てて注文した日替わりランチに、ふと思うのは私前よりはマネージャーさんと仲良く出来てるかな?って事だ。