泣いていたのは、僕だった。
嘆きの叫び

side隆




毎晩見る夢がある。


いくつもの目が俺を見て、助けを求める。


いくつもの手が俺に伸びて、助けを求める。




俺はいつも、その手をつかめない。



何一つ掴むことが出来ない。



俺はいつだって……。




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