覆面レスラー少女H
終章

今回は後楽園ホールでの興行だ。



プロレスにとってはここは聖地とも呼ばれている。



観客の入りは超満員だ。



私達もここまで来れたのだと思うと嬉しくなる。



あの真日本との決戦の後に九州力、中山、石沢、永山、それに若手が三人心日本に電撃移籍した。



真日本の社員二名も入ってきた。



九州力の参謀の長島と若い社員だった。



そして心日本プロレスは、組織をきちんと整えた。



社長には、何と綾香さんがなる。



副社長にミスター金がなり九州力が専務に就いた。



山尾は、自ら役職に就こうとしなかった。



綾香さんのプロデュース振りは素晴らしく私達は、インディー団体としては異例の躍進をして周囲を驚かせた。



もちろん、それを特に支えたのはミスター金と九州力そして九州力の参謀だったごま塩頭のおじさんの長島だった。


< 266 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop