覆面レスラー少女H

山尾らしかった。



私は、このオッサンに短い間に沢山の事を教わった気がした。



これからも教わるのだろうと思う。



ええ!?高橋君との仲はね……




「ハスミちゃん、九州力さんに勝つにはまだ時間がかかるけど、どうすれば山尾さんやハスミちゃんのように打たれ強くなるのかな?」




私は、真面目な顔で答えてやった。




「毎日堅い岩であちこち打つのよ。」




高橋君は、そうだったのかと言って嬉しそうに去って行った……



いつかあの馬鹿にも私の恋が通じるのかな?と悲しくなりながらも私は、それは嘘だよーと走って追いかけた。



















おわり

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