覆面レスラー少女H
打ち合わせ



山尾が練習が終わると皆を倉庫のあちこちに座らせて今度の試合の打ち合わせをすると言った。




私は、コスチュームと覆面を付けて聞けと言われて何故?と聞いたら、今から試合モードでいろと怒られた。




私生活でも下にいつもコスチュームを付けて試合モードになっておけと山尾は、言った。




出来たら覆面も私生活で付けられないか?と聞かれたが、断固拒否した。




覆面被って電車に乗ったりコンビニで働いてたら、皆からどうかしたのではと思われるに決まってるし、無理な話しだった。




山尾は、覆面は、仕方ないなと残念な顔をしていた。




とにかく、打ち合わせが、始まると山尾が今度の試合の概要を話し始めた。




「今度の試合のタイトルは、心日本プロレス新しき船出だ。

先ずは、地元婦人会のハワイアンダンスショーから始まって次にヒロシ&きーちゃんの漫才だ。」




「え!?何それ!?プロレスしないんですか?」




私は、思わず聞いてしまった。




それに、ヒロシ&きーちゃんなんて漫才コンビ知らないしと思った。



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