覆面レスラー少女H

「おい!二人共むきになりすぎてないか?」




「金いいじゃないか!やらせろ!尻の穴がキュンとなるぜ!」




ボボさんが高橋君の顎にまともに強烈なエルボーを入れた。



高橋君は、倒れた。



観客も思わね熱戦に固唾を飲んで観戦しているようだった。



高橋君は、頭を振りながら立ち上がりボボさんの顎にエルボーを放った。




高橋君の全体重を乗せたエルボーだった。




ボボさんは、場外に転がり落ちた。




玉田レフリーが、高橋君の近くに居て高橋君もそのまま場外に落ちた。




「玉田ああいうのは、やはり、上手いな。」




ミスター金が呟いた。




「ああ、高橋を上手く場外に落としたな。」




山尾も感心したように言った。




なるほど、近くに居て高橋君を上手く場外に落としたのだ。



そうしないと両者リングアウトにならないし二人共熱くなっていたから高橋君は、もしかすると筋書きを忘れてしまっていたかも知れない。


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