桜の木の下で~好きになってはいけない人~

外出

食事を済ませ、着替えを終え、美鈴は一人である場所に向かった。

普段は一人では出掛けることはない。だけど今日は、一人で歩きながら行きたかった。木之本を説得するのには、少々時間がかかったものの、なんとか了承を得ることが出来た。

それに木之本は、仁科家の執事であって、





美鈴の専属ではない。



いや仁科家の執事より、




社長である克哉の専属と言ってもいいくらいだ。


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