あの子の隣に座るコツ!
☆MEMO☆


◎テスト初日の、職員室。


おはようございます、山北先生。




「あァ、鳥井先生。今日もお綺麗で」



フフ、ありがとうございます。



「第2保健室、相変わらず繁盛してますね」



あはは。健康な子の方が多くて困っちゃいますよ。



「聞きました?土曜の夜、泥棒があったらしいんですよ」



…泥棒?そう、なんですか。



「なんでも、集団で職員室に忍び込んできたとか」



…被害とか、出たんですか?



「いや、表立った被害はないみたいなんですけど。警備員によると、学園の秘宝を盗まれた、と」



…はい?



「なんでも、“ささやきのドラゴンアイズ”とかいう名前らしいんですよ」



…そんな変な名前の秘宝、あるワケないじゃないですか。



「私もそう思いますし、学年主任も、教頭も、そんなモノはないって、言ってますけど」



なんか、職員室内でも噂になってるみたいですね。



「実は本当にそういう秘宝があって、学校側が隠してるんじゃないかって、みんな言ってますよ。ホラ、この学校広いし」



あァ。秘密の部屋とかありそうですものね。



「そうそう。しかもね、その泥棒、名乗っていったそうですよ。“怪盗MJB”ですって」



へェ…本格的ですね。



「まぁ、生徒に関する情報とか、そういう被害はないみたいなんで、よかったですよ」



そうですね。



「あるんですかね、秘宝なんて。あ、では1限が始まるので」



はい、それでは。



「また後で…54、55、56…あれ、ぴったり印刷したのに…刷り間違ったかな」






…MJB。



マー(M)、
ジャン(J)、
部(B)。



ふ、
あははっ。



日比野くん、
サイコー!
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