覚悟しな生徒会諸君!!!


でも、おれは
ツッコむキャラじゃないからな~





「いっ、いいの!本当になにも
されてないし!」


あたふたして言うランに
なにも言えなくなる生徒会。



ランは単純だけど、頑固なようだな




生徒会ならそんなところも好きとか
言いそうだけど




「…俺たちは気に食わないけど、
ランがいいんなら…まぁ、許して
やってもいいかな…」


しょんぼり気味のルリ。


ルリはランに弱いようだな
…いや、生徒会は全員ランに弱いか。




「…けど…、」



…ん?

しょんぼりしていた筈のルリが
急におれを睨み、


おれに向かって走ってきた







…え?は?





…ゴッバキッ

「…ッ…!」





「てめぇはムカつくから殴る!」





…はい。殴られました。
結構本気めで。



てゆーか、冷静なように聞こえるけど、






めちゃくちゃ痛い!なにこれ痛い!
超痛い!本当に痛い!




殴られた箇所を手でスリスリ…
しようかと思ったけど、絶対痛いから
やめた。



この光景をみて、全員口をあんぐり。



「ッ…!咲哉くん!大丈夫!?」




ランが心配そうに駆け寄ってきた



…たぶん原因は君だと思うけどね。




まぁ、心配してくれたのは
ありがたい。




「ん~、大丈夫☆全然痛くな~い♪w」


「ほ、本当!?」


「うん~♪
たぶんランが思うほど痛くないよ~??♪」


嘘です。たぶん思ったより痛いと思う。
いや、絶対痛い。



「…そっか、なら良かった。
ルリ!なんで殴ったりしたの!?」



安心したと思ったらルリに突っかかる
ラン。


もういいよラン。これ以上
事態を悪化させないで。


「こいつがムカついたからだ!

…しかも、こんな奴かばいやがって…」





いや、もういいです。本当。


ルリ悲しそうな顔だね。うん。



きっとおれは、この痛さなんて
なんてことないように笑顔なんだ
ろうけど、



そんなことはありません。



…超痛い。
早く出ていきたい。超痛い。超痛い。
…ヤバイ、もうそれしか考えられなく
なってきた。





「ラン♪気にすんなって!w
痛くないって言ってんだろ??

じゃあ、そろそろおれ行くな??☆


急に用事出来ちゃったし~♪ばぁい~」



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