ラブレボリューション
∞第一章∞

仮恋

【小林梨夏side】
「何それっ?意味わかんねぇー」

「梨夏知らないん?」

「全然知らねぇーよっそんなもん!!姫は知ってるか?」
今この学園では仮恋ってやらを学園祭のイベントでやるらしい…俺はいつもNO参加たったから全然知らねえけどよっ…

「知ってるよ♪仮恋はな青春なんだよっ!!楽しまなきゃ意味ないからなー」
俺が聞きてえのはそういうことじゃなくてもっと具体的な奴だ…


「俺が聞きてえのは仮なんちゃらなんだよっ!!」

「その言い方まじムカつくんだけど!!」
勝手に言ってろ…。

「仮恋はな…学園祭最後のイベント後夜祭でやるんだっ!!」

「それで?」

「男子がな女子にコクるんだ!!」

「はぁ…それでもう付き合えるんだぁ」

「ちげぇよっ!!仮に付き合うんだ嫌だったらまぁその場で断るのもよし!!まぁそれだけのことだけどな!大抵の女子は仮に付き合って最終的には別れるぱてぃーん?!って感じー」

「じんせーそんな甘くねぇってことだよなっ!!」
人生そんな甘くはない仮に恋したって付き合えるんじゃないんだしさ…
ばかみたいだ…って言ってやりたい昔俺もそんな感じだったから…
まわりに流されちまってよ…今では凄い後悔してる…

「りかちゃんー聞いてるー?」

「あぁわりぃ姫…」

「また考え事してんだな?きっと…」
姫には何でもお見通しなんだな…まっ小さい頃からずっと一緒にいるからな…

「姫にはかなわねぇーよ…たくっ…」

「またあの事考えてたんでしょ?」

『まっちゃん…まっちゃん…』

「あれはあんたのせいじゃないっ!!」

「姫…俺のせいなんだよっ!!ムカつくあの頃の俺は弱くて大事なものをなくしたんだよっ!!」
先輩大好きでした。言葉にはできない気持ちでいっぱいです…今でもあなたのことは忘れません…。

「ねぇ…先輩はもぅいないんだっ!!分かる?」

「いまでも…あぁごめん…俺頭冷やしてくるわ…」






























































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