新撰組刹那綴-霞草-



「おい、コイツ
なかなか別嬪じゃねぇか」

「ああ。
どのみち殺すつもりだったが
どうせならお互い
イイ思いしてからの方がいいよな」


なぁ姉ちゃん?と
厳つい顔を近づけられる。


うるさいな。
どう反応しようが結果は同じなんだろ。




ぎゅっと目を瞑ると
浪士共のいやらしい笑い声が
聴こえてくる。





どうせ私の人生。








こんなもんだよ………。







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