vampire*love2
「私と和樹さまはね、今のあなたたちより少し上、高校をでたぐらいのとき出会ったの。


私は人間の勉強のために大学へ通おうとしていて、和樹さまはその大学の先輩でね。



はじめはお互いヴァンパイアだから知り合いになったのね。
でもある日突然和樹さまから呼び出されて



"お前の血が欲しい、俺のために生きろ"
ってただそれだけ言われたの。



始祖ヴァンパイアだからってなんでも思い通りにはならないのよって私はその場で断ったのね。



でもその日から和樹さまはなにかしら理由をつけて私に会いにくるし、毎日毎日血をくれって言うのよ。



そのころは、自分が本気で求められてるってそう思ってたわ。」

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