紅蓮の鬼


ワタシは近くにある柱にもたれかかった。


「学校に来ないから心配してるんだってよ」


楓太が座って言った。


それを聞いて学校を休んでいることに気づいた。


現代の知識も少々いるが、もう面倒になったところだし。


潮時だ。


「ワタシは学校を辞めに明日行くが、楓太はどうする?」


そういうと楓太は予想通り「は!!?」と大きな声を出す。


全く、期待を裏切らない男だ。



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